フィン選びはここを押さえよう

FCSは「4ファミリー」
futures.は「6グループ」
〈フィン選びをするにあたって初心者の方も最初に知っておきたいことをご紹介します〉
ファミリー、素材、モデル、グループ、そしてシリーズ・・
ひとつのフィンがシリーズやモデルを兼任していたり、テンプレート(フォルム)がほぼ同じだと表記されていたり、独自の加工が施されていたりいなかったり、「素材名」であるはずが「意味」であったり、とても分かりづらいと感じながらひとつクリアしていきました。
商業的な理由もありますし、新しい商品が次から次へと生まれる訳ですから仕方のない事だと思い、楽しみながら色々と進めてまいりましたが、両メーカーのリサーチがひと通り終えたところでようやく、フィン選びの取りかかりのポイントが見えてきました。その発見を、このサイトを訪れてくれる皆さんにも役に立てていただきたく思い、ここにメモさせていただきます。
弊サイト具体的に「素材」「構造」「グループ」「ファミリー」「シリーズ」「モデル」、この六つのワードを当サイトでは共通の意味合いとして使用することにいたします。
広義の意味合いも考慮し、わかりやすく整理しているつもりではありますが、あくまでも個人的見解となります、ご了承ください。
【FCSはエッセンシャル】
四つのファミリーの集合をエッセンシャルシリーズといいます。
この四つのファミリーの名前と特徴を最初に覚えてしまう事をおすすめします。
・REACTER
・PERFORMER
・ACCELERATOR
・CARVER
この四種類のファミリーの特徴をそれぞれ理解し、そのうち自分はどのファミリーに属しているフィンが良いのか?
もちろん憧れのライダーがデザインしたモデルや、お気に入りのシェイパーが手掛けたモデルなど、見た目重視で選んだとしても良いと思います。その上でどのファミリーに属している?サイズは?など確認して決めるのも良いと思います。
【futures.は素材グループ】
ライドナンバーが1~10まであり、それを三つに分割したファミリーが、さらにそれぞれ二つに分割されています。
まずその六つの素材グループの性質をおおむね理解する事をおすすめします。
・BLACKSTIX
・GENERATION
・ALPHA
・HONEYCOMB
・TECHFLEX
・CONTROL
使用している素材によって反発力など異なりますが、下にあるグループほどフィンは硬くなっていきます。基本的には、柔軟性のあるフィンはフレックス性が高くコントロールがしやすいため、パワーのない波や小波に向いています。
また、女性や脚力のない方、初心者サーファーにもおすすめです。
硬いフィンは、パワーのある波やサイズのある波でスピードがついた時でも、水をホールドしてくれるため、ターン時など、反発によるドライブが効いたサーフィンが可能です。脚力のある方や中上級者のサーファーにおすすめです。
各グループの性質については、コチラに記載してあります
広義 | |
素材(マテリアル) | [意味]もとになる材料。原料。 |
構造(ストラクチャー) | [意味]部分部分の材料の組み合わせ方。仕組み |
グループ | [意味] 仲間。集団。 共通の性質で分類した一団。群。 |
ファミリー | [意味]族。同族。一門。 |
シリーズ | [意味]ひと続き。連続…。 |
モデル | [意味]型。模型。見本 |
フィンなどに使用される素材 | 特徴 |
レジン | 樹脂全般 |
グラスファイバー | ガラスの繊維 |
テキサリウム | グラスファイバーにアルミを蒸着させたもの ※カーボンではないが、俗称でシルバーカーボンと呼ぶこともある |
カーボン | 炭素樹脂のプラスティック |
エポキシ | 合成樹脂 ※樹脂を硬化させる液体を混ぜて使う/サーフボードにもよく使用する |
ポリエステル | 樹脂 |
ポリマー | 鎖状や鋼状の樹脂 |
竹 | いね科の常緑植物 ※弾力に富みまっすぐ伸びる |
桐 | 軽量で丈夫な木材 ※湿度変化に強く、防腐性や衝撃吸収性が高い |
ウレタンフォーム | 多孔性の合成ゴム ※主にサーフボードに使用される |
ラミネート | グラスファイバーを布状にしたもの |